女子の「かぼちゃ」好きの不思議......マクロビ&自然療法で腑に落ちるという話。
今年の12月22は「冬至」でした。 ......大晦日なのに「冬至」の話。
一年で最も日照時間が短い日です。北半球では...。
で、この「冬至」に風習があるのを聞いたことありますか!?
「ゆず湯」に入る。
「小豆粥」を食べる。
「かぼちゃ」の煮物を食べる。
などなど…。
太陽の日照時間がこの日を境に長くなるので、「復活」のようなイメージを抱き、日本だけでなく世界でも何かしらの意味を含んで、冬至祭などで祝ったり、魔除けの儀式感覚での行事もしていたようです。こんな流れでクリスマス、キリストの誕生日なども決まり、「冬至」はある意味生きていく上での節目であり、いろんな風習にも繋がっているんですね。
昔の人たちは、今より太陽、地球、自然の恵みに感謝、調和、あるいは畏怖の念を抱きながら生きていたと云えます。
しかし、今の世の中、便利さを求め、季節に抗う様な方向にも進み、こういった昔ながらの風習、習慣は忘れがちになり風化しつつあるとも云えます。
以前にも記事にした「旬」なんてのもその一つ。
「マクロビオティック」や「自然療法」に関心を持つと、この「旬」に再注目したりするようになります。
地球、自然からの恩恵に目を向けて、感謝の念を思い起こすのにも一役買ってくれる訳で、こういった知識、知恵を取り入れていくことは良いことではないかなぁ~なんて思っている次第です。
今時は、自国である日本の「冬至」の風習さえも「えっ、小豆粥なんて食べないよ」「かぼちゃを食べるのに意味があったの!?」てな感じで、意味も分からないまま、深く考えることもなく、昔からの習慣として形だけ受け入れているケース(ある意味、素直w)のみならず、風習の存在さえも知らない、という次元になっていることも大いにあるかと思います。
で、この「冬至」の「かぼちゃ」。
「かぼちゃ」と云えば「ハロウィン!」みたいな発想になっていたりしませんか!?
東洋の日本では馴染みのないはずの西洋の「ハロウィン」。意味もよく分からないまま...更に一つ飛び越えて「仮装」を連想してしまう...なんてこともあるのでは!?
ハロウィン、あるいはハロウィーン(英: Halloween または Hallowe'en)とは、毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている祭のこと。もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったが、現代では特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがある。
引用元:Wikipedia
日本はほぼ関係ないですね...
と、まあ、こんな感じで最初の成り立ちの理由とは全くかけ離れたイメージを抱いてしまう、抱かされてしまう、というのは今時よくあります。
「冬至にかぼちゃを食べる」という風習の本来の意味は...
今のようなハウス栽培や農作物輸入などがなかった時代、冬場には当然、夏野菜の収穫の時期から時間が経つにつれ、野菜からの栄養補給が難しくなっていったことが想像できると思います。
収穫が夏から初秋の夏野菜である「かぼちゃ」。そして3ヶ月位の長期保存が可能、というメリットを生かして、豊富なカロチン、ビタミンが「かぼちゃ」に含まれることを風邪防止や抵抗力を高めることに、先人達が氣付き、知恵として取り入れたことが始りなんだとか。
「かぼちゃ」=「南瓜(なんきん)」から「運盛り」といった一面もあるようです。
マクロビや自然療法などの知識をつけていくにつれ、先人達は、今より断然自然と同調していて、第六感的能力がまだ閉ざされていなかったおかげで、本能のような感覚で食物の陰陽が分かる能力に秀でていたっぽく、自然からの恩恵の受け取り方などの情報を取得できたのでは!?なんて想像をしたりしてしまうオカルト&スピリチュアル好きな僕...。実際に人間の表情、人相、顔色などでその人が陰陽のどちらかに傾いていることが分かる人もいたらしいです。
「秋茄子は嫁に食わすな」もそんな感じで説得力があるなぁ...と。
極陰性の夏野菜であるナス。マクロビ的に解釈すると、身体を冷やす為、赤ちゃんを身ごもっているお嫁さんの身体を冷やさない為の知恵で、そこには子孫繁栄、愛が潜んでいる。
一方でこんな解釈もありますが...。美味しい秋茄子を嫁なんかに食べさせるのは勿体無い...という姑の嫁いびりw。
現代では農業の技術が進んで、食卓に上る主役級の野菜が一年中見ることが出来る一方で「旬」という自然の仕組みから遠ざかってしまっている現実があります。
自然の采配によって、育つ野菜、果物が季節によって異なるのも、それを食す動物、人間の健康、生命の維持もある意味、自然の采配によってされて来たと云えます。
季節の野菜や果物を食すことによって、その季節に合った身体の調整を知らず知らずの内に行ってくれていたのが、自然界の仕組みであって、調和した地球上の生き物はその恩恵を享受してきた...。
人間の一方的な利便性重視、利益重視の考え方が調和破壊の方向へ導いてしまい、結果的に体調不良と云う形で跳ね返って来て、現代病を引き起こしている、なんて見方も出来る訳です。
自然の恵みを素直に受け取って、本来の生命力を取り戻そう、思い出そう、というのがマクロビオティックであり、正食、自然療法であったりします。
「冬至」の「かぼちゃ」もこんな感じの先人達の知恵なんだろうなぁ~!と思いつつ、ちょっと基本に立ち返ってみると......「あれっ!?ちょっと待てよ...」と混乱することもあります。
マクロビの基本を用いて考えると、一見、「夏野菜」の部類である「かぼちゃ」は「陰性」で身体を冷やすのでは!?という疑問が沸いて来ます...。
ところが「かぼちゃ」は陽性野菜の代表格なんですね。
長期保存中に成分も変化するらしいので、それも関係あるのかな!?
この辺りがなかなか今の直感が鈍ってる現代人には難しい...。
「かぼちゃの煮物」の「煮物」の部分も重要なポイントで、じっくり時間を掛けて煮込んだりすると陽性に変わって来るんです。不思議でしょw!?
なので、マクロビ&自然療法の勉強も必要になってくるんです。
小豆粥の「小豆」は比較的分かりやすい、濃い色をした堅い豆...→陽性。豆類のなかでは最も陽性であり、「冬至」に身体を温める「小豆粥」を食べる知恵にも納得w。
まだマクロビの知識がない時、「食」の傾向について、いつも不思議に思ってたことがあります。
それが「かぼちゃ」にまつわることだったので、「かぼちゃ」という言葉についつい反応してしまうんですが...。
僕の奥さんは若い頃から、「かぼちゃの煮物」が好きらしく、好んでお弁当に入れたり、晩御飯のおかずのメインに据えたりしていました。
僕もそうなんですが、男性ってそんなに「かぼちゃの煮物」を好んで食べたりしないんです。思い込みの勘違いかもw。
例えば「ザめしや」のような一品料理を選べるようなお店でわざわざ「かぼちゃの煮物」を選ぶか、っていうとまず選ばない。
偏見かもしれませんが、男性ってそんなに「かぼちゃの煮物」に惹かれませんよね!?おかずに甘い感じの「かぼちゃの煮物」ってそんなに合わなくないですか!?
ところが、僕が知っている女子はほとんど「かぼちゃ」って美味しいよね~的な発言をするんです。奥さんをはじめ、過去に職場の同僚女子でお弁当のおかずに入れて来てるのをよく見掛けたし...多分、女子は「かぼちゃ」好きなんです。
女性 = 陰性、冷え性...云々考えると、体を温めてくれる陽性のものを本能的に取り入れたくなって、好みにも影響してくる......、妙に腑に落ちませんか!?
こんな感じで、今は失われつつある「昔からの風習」「旬」「第六感」「直感力」を取り戻すべくマクロビオティックや自然療法の知識を身に付けていくのも地球、自然と調和していく方法としては良いかも知れません。
「冬至」から~の「かぼちゃ」から~の「旬」「マクロビ&自然療法」から~の「女子」
で、今では「女子は『かぼちゃ』好き」の方程式が出来上がっちゃってる僕でした。
今日もありがとうございました。