神社巡り 紫香楽一宮 「新宮神社」編 滋賀県甲賀市信楽町
どうも神社好きの僕です。
3月頭から、リゾートバイト先が石川県から滋賀県へと変わって、一からの職場、人間関係へ慣れるまでにアウェイ感wを堪能しているところです。
若干強がっている…w。 ストレスが無い訳ではありません。
ともあれ、住む所が変わると、僕の中の近隣の「神社」探し&行きたい欲が刺激される訳です。
で、真っ先に行ったのが、滋賀県甲賀市信楽駅近くの「紫香楽一宮 新宮神社」。
紫香楽一宮 「新宮神社」
御祭神
御由緒
当社は霊亀元年(七一五年)九月 第四十四代 元正天皇の御代、奈良時代の創建。以来信楽町大字長野、神山、江田、小川の産土神と遍く尊崇され、社号を新宮大明神と尊称した。曽て近衛関白家を始め、近江の守護佐々貴氏等の信仰篤く、代々当社の境内神領等の寄進があった。 南北朝の戦(一三三六年)の兵火にて焼失し、再建され其後、大風の為、本殿大破し寛文三年(一六六三年)十一月十九日再建。現今の本殿即ちこれ也。
明治九年十月村社に列し、大正二年四月十日神饌幣帛料供進神社に指定せられ、大正十三年郷社に昇格。現在は信楽郷の一の宮として篤く崇敬されている。
引用元:紫香楽一宮 新宮神社 | 陶都信楽 御鎮座1300年 新宮神社公式サイト
境内には「本殿」の他、「大国社」「神武社」もあります。
2015年(平成27年)には「御鎮座千三百年祭」も催された歴史ある神社。
僕がファンである「大国主神」も祀ってあって良い感じでした。
駅から近いので、既に雨の日と晴れの日の2回参拝完了しております。
そして、なんといってもこの「新宮神社」。「ピクっ!」ってなったのが、「一宮」ってところw。神社名の前に「紫香楽一宮」って付いてるんです。
しかし、しかしです。
「ん!?」と。
「ん!?」って思いましたか!?
別に思いませんよね…w。
「ん!?」の理由は、僕の知ってる「一宮リスト」にはこの「新宮神社」は載ってないんです。
僕の認識では、「令制国(律令国)」68国に赴任した国司がその国で最初に巡拝する神社が「一宮」…。
で、滋賀県甲賀市は当時「近江国」なので 「建部大社」が該当するもんだと思っていて…。
「全国一の宮会」に加盟していない神社が「一宮」と名乗るケースもあったり、結構自由なところも無きにしも非ずなので、そんな感じなのかな~と。
ってことで、調べました。
そもそも、「紫香楽」ってのは「紫香楽宮(しがらきのみや)」(信楽宮、甲賀宮ともいう)っていう「都」だった時期のある歴史ある場所らしいんです。
奈良時代740年、聖武天皇の時に「平城京」から「恭仁京(くにきょう)」に都が移ります。この時、離宮として建て、しばしば巡行したのが「紫香楽宮」。
745年、聖武天皇が氣に入ったのかどうか分かりませんが、一時的に「甲賀宮(紫香楽宮から名称変更)」に都が移された時があったらしいんです。
結局、天災や山火事(不審火との見方もあり、何らかの陰謀w!?)があり、同年745年に平城京に都が戻る、ということになるんですが。
こんな経緯のある、かつて「都」だった土地という自負、由緒正しき歴史ある街ということも手伝ってか、そのお膝元の大きな神社!っていうことで「一宮」もあり得るなぁ~と。
僕の勝手な想像の範囲ですが、こんな感じw。
ともあれ、初めて行く土地の「神社」で意外な、あまり知られていない歴史があって、それを元に色々調べてみるってのもなかなか良い機会でした。
でも、「都」だったってのは凄いな…なんとなく。
「京」「都」がめまぐるしく変わった時代に関りのある「滋賀県、奈良県、京都府」。ちなみに令律国名だと「近江国」「山城国」「大和国」。
行ってみたい「神社」がたくさんある地域に住んでみることにして、まずは基礎知識を蓄えるってのが「新宮神社」キッカケだったのも何かの前フリ的で良かったな~と思った次第です。歩いて行ける駅近だしw。
僕の一宮参拝リストは1コマ進まず、10社/95社を維持…。
今日もありがとうございました。