琥太朗ブログ

色んなことをちょいちょいスピリチュアルな視点で捉えてみる話…てかオカルト的…陰謀論的な話とも云う。

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洋画「フォレスト・ガンプ」 から~の 原作小説「フォレスト・ガンプ」「フォレスト・ガンプ2」読んでみた

 僕の好きな映画に洋画フォレスト・ガンプがあります。

 名作中の名作なので観たことある人も多いかと思います。

 

 1994年公開のアメリカ映画。日本公開は1995年。

 キャッチコピー「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない

  

 劇場で観た記憶はないので、レンタルビデオかテレビ放映で観たんだと思います。

 多分、20代~30代くらいの時に最初に観た憶えが...その後も、何度か観てしまう程のお氣に入り作品です。何度観ても感動するし、氣持ちが優しくなれる映画です。特に最後のリトル・フォレストハーレイ・ジョエル・オスメントが子役として演じていて、この子の雰囲氣がやばい…)との映像で、切ない感じがMAXに…いつも涙腺を緩ませます。

 

  ハーレイ・ジョエル・オスメント君は「ペイ・フォワード」や「シックス・センス」などでも有名ですね。そこはかとない顔が涙を誘ってくる...

 

 主役「フォレスト」を演じる「トム・ハンクス」ものを観たくなってしまうのも、この作品の影響かな、と思います。

 古いものだと若い頃のトム・ハンクス出演「ビッグ」。メグ・ライアンとの共演「めぐり逢えたら」「ユー・ガット・メール」、ジュリア・ロバーツと共演で監督もした「幸せの教室」。

 それから、原作も大好きなロバート・ラングドンシリーズ「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」「インフェルノ」。

 

kotaroh.hatenablog.com

  「グリーンマイル」「キャスト・アウェイ」もそうだし......

 スピリチュアルで云う所の前世、ソウルメイトを扱っていて、めちゃめちゃ長い(2h52m)にも拘らず惹き込まれた「クラウド アトラス」。

 こんな感じで、「トム・ハンクス」の映画を観れば、大体「ハズレは無い!」って云う感覚になっています。

 

 「フォレスト...」に戻ります...

 原作本が存在していて、しかも「フォレスト・ガンプ」まであるのはあまり知られていないのではないでしょうか!?

 

 

 

 先日、友人が訪ねて来た時に「良い映画」話になり、「フォレスト・ガンプ」に到達。原作本には続編である「2」が存在することを、その昔ブックオフで発見して知っていたので、その事にも触れると、「へぇ〜!そうなんですか〜」と。

 その後「フォレスト…」を通り過ぎて「良い映画」談議に花を咲かせていました。

 その日、いつもの様に特に目的もなく立ち寄るブックオフで、映画話に出て来た「フォレスト・ガンプ」の原作本を108円コーナーに発見。しかも「フォレスト・ガンプ」「フォレスト・ガンプ」が並んで。流れからすると「今、読めっ!」って言われてますよね...どう考えても。速攻買いましたw。

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 原作も良いですね。原作本を読んでいると映画版は所々アレンジしてあることが分かります。

 

 ここから、ちょっとネタバレあります...

 

 映画ではフォレストは「エビ漁」で大成して大金持ちになります。ところが原作本では色々持ち逃げされて倒産してしまうんです。そして一文無しになります。映画では会社のオーナーのままハッピーエンド的に終わって行くイメージだったので、意外でした…。

 「2」は大企業「バッバ・ガンプ・シュリンプ」が倒産してからのフォレストの物語です。

 宇宙船内の生活だったり、ピグミー族の住むジャングル生活だったり、「スー」というオランウータンが相棒だったり、イラク戦争フセイン大統領と絡んでいたり、トム・ハンクスも登場したり......映画版「フォレスト...」でエルビス・プレスリーの足の動きがフォレストからのヒントだった、みたいな奇想天外な件も満載です。

 リトル・フォレストとの絡みや亡くなったリトル・フォレストの母親ジェニーの霊との交流などのスピリチュアル要素も。 

 原作本発刊の1996年では、まだ僕はバリバリの現実主義思考でスピリチュアルの世界にはかすりもしていなかった訳で、「霊」やら「魂」と聞いても全く信じてなかったし、只の空想話にしか思えなかっただろうと予想できるし、「2」の存在を知りつつも、今迄読まなかったことを振り返るとやっぱり「本」にはその人にあったタイミングってあるんだなぁと思わずにいられません。

 

 映画で登場する「ダン中尉」は存在感があって憶えている人もいるかと。あの戦争で両足を失って義足を付けている上官です。原作でも登場するんですが、フォレストに「霊」として助言するジェニーの言葉に「ダン中尉の言葉に注意を払って!」的なのがあります。

 ダン中尉とフォレストは人生の中で付いたり離れたりを繰り返す、いわゆる「ソウルメイト」的な運命を共にする様な関係なんですが、ジェニー(霊)の言いたかったことは、最終的にダン中尉が「『オイスター』に目が無い」ってことだったんです。

 「2」の物語中に戦争で命を失うダン中尉...。失意の中、フォレストはダン中尉が好きだった「オイスター」の漁、養殖に導かれるようにして関わることになります。やがて、賢いリトル・フォレストと共に、「オイスター」の事業が大きな成果を上げることになり、「エビ漁」事業のようにまたしても大企業へ。

 過去にフォレストと関わった人達(フォレストとの間に遺恨を残していた人まで全て)を雇い入れるようになり、みんなが幸せになっていく…。

 また、リトル・フォレストがフォレストのことをなかなか父親と認めない感じで進んでいくんですが、徐々に接点を持つようになり、最終的には「お父さん...」と呼んでくれ...。

 こんな感じで、スピリチュアル的な要素とも云える「シンクロニシティ」「人生万事塞翁が馬」「バタフライ・エフェクト」も散りばめられています。

 人生どんなチョイスも「正解!」の巻 - 琥太朗ブログ

バタフライエフェクト(バタフライ効果 Butterfly Effect)から~の「超絶ジーニアススケジュール表」 - 琥太朗ブログ

 僕自身、スピリチュアルな知識を少なからず積み重ねて来た今だからこそのタイミングだったんだ、とつくづく思った次第です。

 

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 読者に語りかけるようなフォレストの決めゼリフ的な「そうだろう」も所々出て来て、好感の持てる、変わらないフォレストも持続してますし、実在の有名人や歴史との接点などの件、「まさか~」とちょっと笑いを誘うようなコミカルな演出も健在で、著者の想像力の豊かさも覗えます。

 

 知能指数が低いフォレストが「正しいことをする」と云う信念に従って、好む好まざるに関らず、人生の波に乗っかり...というか流れに呑み込まれ、歴史に名を残すような大きな失敗を繰り返しても、最終的には周囲の人達を幸せにしていってしまう、「ああ、良かった~」と思わせるくれるファンタジックでハッピーな仕上がりだと思います。

 

 因みに、作品に登場するフォレストの「エビ漁事業」会社「バッバ・ガンプ・シュリンプ」をモチーフにしたレストランが実際にあるそうです。日本にも東京、大阪にあるらしいです。

bubbagump.jp

 

 

 存在感の薄い「2」の読者レビューなどでは、「大ヒットした映画にあやかった金儲け主義の駄作」的に否定的な意見もみられます...

 

 ともあれ、自分の読み取り方次第で「氣付き」「学び」も変わってくるだろうし、それぞれの人のタイミングもあると思いますので、原作の存在を知っているだけでも良いのではないでしょうか。

 読むタイミングは自ずとやって来るかと...。

 

 

 そうだろう......w

 

 

 今日もありがとうございました。