神社巡り 伊勢国一宮「都波岐神社・奈加等神社」編 三重県鈴鹿市に鎮座する二社の一宮のうちの一つ。
また行ってきちゃいました。
コロナ禍で地元に戻ってきたことが神社参拝の援護射撃になり、地元愛知県近隣の「一宮」を制覇しつつある今日この頃です。
今回の参拝は現在の三重県鈴鹿市、伊勢国一宮である「都波岐神社・奈加等神社」。読み方は「つばきじんじゃ・なかとじんじゃ」。
もう一つの伊勢国一宮「椿大神社(つばきおおかみやしろ)」と読み方が同じ「つばき」を冠する、昔の日本語に良くある当て字違いの2社。同じ三重県鈴鹿市で何やら共通点がありそうな氣配です。
「都波岐神社・奈加等神社」は鈴鹿市の北部、隣接する四日市市のすぐ南に鎮座しています。数年前までの僕、四日市で結構長いこと仕事していたにも関わらず、当時は存在さえも知りませんでした。こんなにすぐに行ける場所にあったのに随分勿体ないことをしてました…。その頃から神社には興味はあったものの自宅から近い三重県の「多度大社」という「大きい」方に目が向いてました…。「一宮」というククリに氣付いていなかったんです、その頃は。
ということで今回参拝した「都波岐神社・奈加等神社」の住所は「三重県鈴鹿市一ノ宮町1181」という地名に「一宮」の名残があるパターン。
いつも通り写真撮ってきたので載せていきます。
鳥居
神社名の石碑がちゃんと2社分。
まとめて「都波岐大明神」となっている感じかな…。
社殿
なんか神社にしては珍しい感じの鉄筋コンクリート製。
本殿
御由緒
結構ピカピカ素材の御由緒で僕も写っちゃってます。そして文字読みづらい…。
都波岐神社・奈加等神社
祭神
- 都波岐神社
猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
- 奈加等神社
天椹野命 (あまのくののみこと) - 中跡直(なかとのあたい)の先祖
中筒之男命 (なかつつおのみこと)
もともと2社あったものが明治時代に合併されて現在の1社相殿様式になったとのこと。二つまとめて「都波岐奈加等神社」ということもあるそうです。
祭神の猿田彦大神はもう一つの一宮「椿大神社」でも主祭神として祀られています。やっぱり共通点ありました。
天孫降臨の際の瓊瓊杵尊の案内役として有名な国津神である猿田彦大神。道ひらきの神様としての御神徳のイメージが強いのは三重県人あるあるかも知れません。伊勢神宮近くにある猿田彦神社が交通安全祈願のイメージなので…。
(あっ!ちなみに僕、愛知県生まれなんですが、半生を三重県で過ごしてるので愛知県と三重県のハイブリッド)
この猿田彦大神を祀る神社は全国に二千社あるそうで、その総本社が諸説ある候補として、ちょっと弱めではあるものの…こちらの「都波岐奈加等神社」も上がっているようです。
「奈加等」ってのはなかなかの意味不明さですが、現在地が昔の伊勢国河曲県中跡里(かわののあがたなかとのさと)という地名であって、祭神が中跡さんの先祖で…当て字が変形して…という感じかな。
中筒之男命は住吉三神のうちの一神様ですが、単独で祀られてるのは何でだろう…。
今回参拝した「都波岐神社・奈加等神社」は「一宮」。僕の「行ったことある神社リスト」の「一宮」部門が1ポイントアップ。
「神宮」「大社」 14/49 ⇒ 14/49。
「一宮」 16/95 ⇒ 17/95。
となりました。
あっ!ここの神社には神主さん常駐していなくて社務所もないんです。僕は特に御朱印収集もしていないので参拝だけで事足りてたんですが、近所の方が「御朱印なら神主さんのところ案内しますよ~」的に声掛けてくれました。
…案内…あの案内してくれそうだった人、もしや…猿田彦大神だったのかな!?とふと思ってしまいました。人生血迷っている僕は案内してもらうべきだったのかも知れませんw。
いつもなら公式ホームページを貼りつけるんですがありませんでした。ごめんなさい。
参拝後、もう一つの一宮「椿大神社」(←こっちが本命…ごめんなさい)も参拝してきたので次の記事で…。
今日もありがとうございました。