「日の出42分前に鳥たちがさえずり始める」ってホント!? 実際に調べてみた。
『日の出42分前に鳥たちがさえずり始める』
って、以前どこかで聞いて、めちゃめちゃ興味が湧いて調べてみたことがありました。
発見した人はやっぱり生物学者とか鳥類学者とかなんだろうなぁ~と思いきや、違うことが判明。
アメリカのケリー・ターナーという人の著書「がんが自然に治る生き方」の中で紹介されている日本人、寺山心一翁さん(著書のなかでは「シン」と紹介されている)がどうやら突き止めた、ということでした。
がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと
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その寺山心一翁さん自身の著書もあるようです⇩。
オカ&スピ系の話も大好きな僕は「自然治癒」なんて言葉にも興味を引かれ…俄然興味が沸き…今まで表に出ていない、相当な真理が潜んでいるんだろうな、と思ってしまいます。
すみません、上の本たち、今はまだ読んだことないんですけどねw。
サイト上にもいろいろ情報あったので、ざっと説明してみます。
寺山さん、ステージ4の末期ガンが寛解した方で、そこへ至るまでには生き方、考え方、色んな氣付きがあったから…という感じのとてもスピリチュアルな方です。
そんな氣付きの中の一つに、この「鳥がさえずり始めるのは日の出の42分前」説があって、僕はこれを聴いた時、凄く興味をそそられてしまった訳です。
で、調べていくと、科学的には完全に解明された訳ではないにしろ、寺山さんの推測は僕にはとても説得力があって、魅力的な説でしたw。
寺山さんがこの「日の出42前ぴったりに鳥がさえずり始める」説に氣付いた経緯は次のような感じ…
末期がんに侵され、あと数ヶ月しか生きられないと宣告された頃、夜明け前のまだ薄暗い時に起床した際に、外では鳥たちが元氣に鳴いていることに氣付きます。鳥たちは一体いつ頃から鳴き始めるんだろう!?と云うことに興味を抱き、調べてみることにしたそうです。
日の出の10分前、20分前に起きてみると、既に鳥たちは鳴いている。1時間前に起きてみると全く聞こえない。そうやって突き止めた時間が日の出のきっかり42分前だった、と。
で、次に疑問に思ったのが、なぜ42分前!?
そこで寺山さんは鳥が鳴くには新鮮な酸素が必要なのでは!?大氣中の酸素が増える、植物の光合成のためではないか!?と直感的に推測しました。
寺山さん、「直感に従う」という生き方にシフトしていたことと、それまで理系の道を進んで来たことも手伝ってか、飼っていたインコで実験してみたようです。夜、おとなしく鳴いていないインコに酸素ボンベから酸素を送ってみると、寺山さんの予想通り、インコは鳴き始め、時間の経過とともに酸素の濃度が通常に戻ったであろう頃には鳴き声も止んで静かに。もう一度酸素を送ってみると鳴き始める。
やっぱり酸素が関連していると確信します。
これ自然の中で当てはまるとすれば、植物による光合成のお陰で大氣中に酸素が放出される時。
植物も光合成していない時は呼吸をしているので、酸素を消費しています。光合成が始まれば、酸素消費から一氣に酸素放出に反転する訳ですから、大氣の環境もがらりと変わることが想像出来ます。
で、一氣に放出される新鮮な酸素によって、鳥たちが鳴き始めるという説。…あり得るw。
インコの実験結果で、酸素に反応して鳴き始めるのは裏付けされている訳で真理に近いのではないかと思います。
でも、「!?」って思う人もいますよね。光合成って太陽が出て来て初めて成り立つもんでは!?日の出前って…。関係ないんじゃね!?って。
もしかしたら、植物が光合成に必要とする「光」と云うのは、人間の視覚能力では確認出来ない「日の出」前の「光」レベルでもオッケーかも知れない…お日様がまだ顔を出していない頃の朝焼けレベルでも「可」、もっともっと薄暗い時でも人間の視覚とは比べものにならない位の高性能「光」感知装置が備わっていて「可」、ということも考えられます。
現在既に受け入れられている科学、法則に基づいた人間の基準で判断しようとしても、理解出来ない、解明されていないことなんかはまだまだ腐るほどたくさんある訳で…。
そもそも地球や自然現象を人間基準で考えるのが間違いであって…。
犬の嗅覚の話…人間の想像もつかない程の鋭い嗅覚。臭いに敏感そうな犬の姿見てたら分かりますよね。犬笛を聞き取れる聴覚の例をとっても、人間基準では計り知れないことって無数にあるんだろうと思う訳です。
酸素が増えて、なんで鳥たちが鳴くの !?ということも、もしかしたら、「歓喜の声」であって、新鮮な酸素を吸うことで鳥の身体の全細胞が「恍惚」として、自然と「さえずり」になって漏れてしまう、なんて考え方もあり得るかな~と。
…ええと、人間の場合だと……少し熱い位のお風呂に入った時にあまりの氣持ち良さから「んはぁ~ぁ~」って言葉になってないような声が思わず漏れてしまう、なんてこと体験したことありませんか!?
あれと同じ感じで、鳥たちは新鮮な酸素が大氣中に溢れだした時、氣持ち良すぎて声が上ずってしまう…「さえずっ」てしまう、のかもw。
ずれてきたので戻るっす…。
寺山さん、直感から、この出来たてホヤホヤの酸素には計り知れないエネルギーがあるのでは!?と考え、毎朝、日の出前42分前には起きて鳥たちと共に新鮮な空氣を吸って、日の出前まで鳥たちと共に歌っていたそうです。「暇だから…」という理由でらしいw。
「新鮮な空氣を吸う」という、これだけが理由ではないにしろ、寺山さんのがんは寛解した訳です。いろいろと考え方、生き方を変えた結果、医師にも見捨てられる程の末期がんが治ってしまったんです。凄くないですか !?
もし、末期がんになって「死」に怯えて、途方にくれた時、思い出すべき話ではないでしょうか!?
とは云え、この話を聞いて、いくらオカ&スピ好きな僕でも、そのまま鵜呑みにする程のお人好しでもないし、元々、理系的で非科学的なことには疑いの目を向ける性分なので、実際にこの目で確認してみたら良いやん!って思ってしまいました……耳で。
で、確認するのには何が必要かというと「日の出」時間の把握と早起きw。
調べました…。
春の「日の出」時間と云えども、結構早いです。4月10日だと5:28が「日の出」時間。で、その42分前は4:46。ここで、鳥が「黙ってる時」と「さえずり始める時」と確認するには4:46分より早く起きて、外の音に聞き耳をたてることが必要になってきます。
下準備で現在地の「日の出」時間を調べて(【日の出】【算出】などで検索するといろいろ出て来ます)、その42分前の具体的な時間も書き出して、あとは起きるだけの状態に。
で、実際に1ヶ月程、自分の耳で聞き取ってみた結果を表にまとめたのがこちら⇩。
表を見てもらうと分かると思うんですが、なかなか適当な観察結果w。
そもそも「日の出」の定義ってのは、太陽上辺と地平線が重なった時、ってことらしいんですが、僕が現在住んでいる場所は平地であって比較的高い山に囲まれています。調べた「日の出」時間というのは地平線から飛び出す太陽であって、僕が実際に目にする「御来光」は山の稜線から飛び出す太陽。その山は白山連峰で2,500㍍超え…。「あれ!?日の出時間過ぎたのに太陽まだ出てないやん!」って感じでタイムラグありありなんです。ま、そこは見て見ぬふりをしてましたw。
光合成が光の強度が要因となって始まるのであれば、寺山さんが発見した「42分の観察地」が平地でしかも地平線が見渡せるところであれば、僕の観察地の条件とも違う訳で、結果も自ずとズレてくる筈だし。
ともあれ、「日の出」前に鳴き始めることは実際に確認出来たし、概ね42分前っぽいな、ということは分かりました。
その他に氣付いたことと云えば…鳥たち、天候が雨でも鳴き始める。寒くて震えながら木陰でじっとしているのかな!?と予想してたので、意外でした。
42分より明らかに前に鳴き出す鳥もいました。
「さえずり」というよりは仲間に警戒のお知らせ的な慌てたような「ギャー」「キー」みたいに聞こえる鳴き声も。単純にフライングだろうと思える「さえずり」もあったり。鳴き声が違う感じなんです。どうやら鳥の鳴き方には、聞いていて心地良い感じの鳴き方「さえずり」と慌ただしい感じの鳴き方「地鳴き」の違いがあるみたいです。
あっ!でも、その鳥の近くにあった植物の「光感知装置」が超高性能で他の植物より早く光合成を始めることが出来て酸素を吐き出してたのかも知れない…。などなどいろいろと考えられます。
諸条件によって、変わってくるんだろうな~と思います。ピッタリ42分前とか何分前っていうのはなかなか難しいのかな~と。
もう少し細かな設定、条件などの精度を高めれば、寺山さんの突き止めた説をもっと裏付けられるのかも知れません。
反省点としては…
僕が「鳴き声」を聞いていたのは部屋の中。「日の出」前には窓を全開にして聞き耳を立てていました。都会のように深夜に車が行き交う場所でもないので、結構静か。遠くの森から鳥たちが鳴き始めるのを確認できる場所なんです。
もう少し精度を上げようとするなら、外に出て森の中で聞くべきかな~とも思いました。
そして、僕が聞いた鳥たちの「さえずり」はカラス、カモ、スズメ、その他よく分からない小鳥いろいろ…、聞こえてきた場所も部屋の窓から至近距離だったり、近くの森から、遠くの森から…と色んな場所。
植物の違いによって「光」感知機能の性能が違うかも知れないので、光合成が始まる時間もずれてくるかも、とも思う。
毎日、同じ森に行って、同じ種類の植物と同じ種類の鳥たちの「さえずり」を聞くようにしたら、もっときっちり、ピッタリの時間に鳴き始める、という結果を得られるのかも知れません。
寺山さんの42分前ピッタリという突き止め方からすると、そんな感じで一定の条件を満たしていたのかな~と思った次第です。
この「日の出の42分前に鳥たちがさえずり始める」説、寺山さんの直感によるインコ実験がなければ、短絡的に鳥自身に「光感知装置」が付いている、なんて結論付けられていてもおかしくない話で、末期がんから復活した寺山さんによって発見されるべくして発見された「説」だったんだろうな、と思います。
寺山さんが身を持って体験し、鳥のさえずりからヒントを得た、出来たてホヤホヤの酸素に秘められたエネルギー、パワーで病氣を治すという健康回復&維持方法の一つとして世の中に広まれば、助けになる人もいるんじゃないかな~とも思った次第です。
もっとも、こんな感じの代替医療は「信じるか信じないかは...」の世界なので、自分なりの精査も必要だし、納得しての自己責任、自己判断が必要になって来る話ですが。
こんな説があるということを知っているか、知らないままでいるか、この間には大きな差が生まれて来るかとも思います。
一度、早起きして散歩がてら、植物がたくさんある森などへ行って、鳥たちと一緒に新鮮な酸素を吸いに行ってみてはいかがでしょうか!?
もしかしたら、無意識に「さえず」ってしまうことになるのかも知れませんw…。
昔から「早起きは三文の徳」と云うけど、新鮮な酸素を吸うことによって健康な身体が維持、回復出来るという、直感の鋭い昔の人たちが、体験を通して出来あがった諺なのかも知れません…。
「くまモン」とかみたいに「酸素」に対する親近感とか愛着から「酸素モン」って呼んでて、それが「サンソモン…サンソモン…サンスモン…サンモン…三文」って変化していった…………たぶん違うなw。
「どうも!日の出よりかなり前からさえずってる夜行性の者ですホーッ…」
今日もありがとうございました。