ケリー・ターナー著「がんが自然に治る生き方」読んだ。 世の中の主流「科学至上主義」で見えにくくなっている「心」の方の重要性。 「奇跡」に見えるような寛解をした人が存在する事実と実践していることを知っていることの価値。
どうも、読書は「並列読み」の僕です。
手元に転がり込んで来た、この本⇩、読み終わりましたので感想、紹介などを。
がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと
- 作者: ケリー・ターナー,長田美穂
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2014/11/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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僕の夜のお伴で何冊か並列読みしている「本」たちの中で、ここ最近一番手にとる事が多かった一冊です。⇩の記事などで紹介していたケリー・ターナーさんの「がんが自然に治る生き方」。
サブタイトル「余命宣告から『劇的な寛解』に至った人たちが実践している9つのこと」が、研究結果などを交えてとても分かりやすく書かれています。
なので、科学至上主義、科学万能主義など現代科学の裏づけが必須、という人にも、一見ミラクル、奇跡と思われがちなスピリチュアル的部分「心」の重要性も腑に落ちると思います。
著者の「世の中に広めて、病氣の人を救う手助けをしたい」という思いがよく伝わってきます。
僕は「スピ&オカ系には真理が潜んでいる」派で、健康維持や回復には「自然治癒力、免疫力」が重要、という考え方なので「そうそうそう!」と思いながら、確認作業のような感じで読み進めていました。
僕が健康面でこういった考えになるまでには、奥さんの存在が大きく影響してます。
身近な存在である奥さんが、自身の虚弱体質や愛娘のアトピーなど健康に関する問題から開放されたい一心でとった行動から始まります。その場しのぎの薬による誤魔化しではなくて、もっと根本から身体を強くするために改善、克服しようと、懸命に情報を取り入れ、実践し、自分に合った治療方法を取捨選択し、試行錯誤してきたことで、「全ては自己治癒力、免疫力に懸かっている」という結論に至った姿を、すぐそばの真横で見ていたからなんです。
奥さんの「我が子を守りたい欲」はそれはもう本当に底無しで…直接的に愛娘の健康に良いことは勿論、間接的には、奥さん自身の虚弱体質を克服したいつも快調な状態を維持していないと「守りたい欲」が全力で発揮できないから、という考えの下に成り立っているんです。「母は強し」ですw。
子を思う母の氣持ちってのは本当に凄いんです。学校の勉強などとは違い、本氣度がまるで違う訳です……結果、集中力が増し、諦めずにとことん掘り下げるので、情報量も格段に多くなります。そして、たくさん得た情報の中から実践、取捨選択で自身に合うものを選ぶということを繰り返すうちに、何が良くて何が良くないのかが段々と分かってきて、「自分にとっての正解」が見えて来たようです。
「母性」が成しえることだとは思うんですが、それを半信半疑で傍観していた僕も、最初はお付き合い程度でしたが、やってみようという氣になり…更には本氣で信じるに至る、といった具合に変化していった訳です。
自然治癒力の凄さを知るまでは、もちろん普通~に世間一般で正解だと思い込まされているw、「医者に診てもらい、処方された薬を飲み…」という西洋医学の「対症療法」を行っていました。基本的に症状を止めて直った氣になります。でも、このやり方だと同じことを何度も繰り返すんです。
体調が良くなって来て、同じような生活スタイル、食事などに戻して、しばらくすると、また同じような体調不良に…。
症状だけに注目してしまい、元々の原因である、そこへ至る本当の原因部分を治す根治治療に至っていない為、同じことの繰り返しをしてしまう、負の悪循環なんです。
そもそも、西洋医学の最も得意とする、薬で症状を止めるという治療が逆に良くないんです。例えば、発熱は身体の中の病原菌などを排除するために起きているのに、これを抑えてしまっては、結果的に悪いことに手を貸していることと同じになります。自身の身体を守る為に全体的、総合的に判断して身体自体が行っていること…ある意味人間の科学力では理解できない(神様的な存在がコンピューターを何個も使って作ったような計算し尽くされた)仕組みを発動させている訳です。
症状のみに特化して、そこだけを排除する…症状に対してのみ効果が見られるとだけ分かっている「対症療法」を、「科学至上主義」から生まれた単発的な医学情報の方を盲信してしまっていて、神様の方wの全体を調整する自然治癒力を全く信じていない上に余計なことをして邪魔さえしてる訳です。
ちょっと前置きが長くなってしまいそうなので、先のサブタイトル中の「9つのこと」を紹介します…
- 抜本的に食事を変える
- 治療法は自分で決める
- 直感に従う
- ハーブとサプリメントの力を借りる
- 抑圧された感情を解き放つ
- より前向きに生きる
- 周囲の人の支えを受け入れる
- 自分の魂と深くつながる
- 「どうしても生きたい理由」を持つ
こんな感じ。
どうでしょうか!?
スピリチュアルっぽいことが多くないですか!?
僕が今までの情報、経験で「正解っ!」と思える事柄に結構当てはまっているんです。
順に見ていくと…
「抜本的に食事を変える」ってのはマクロビオティックとか正食につながる感じです。
「治療法は自分で決める」ってのも、西洋医学の対症療法重視の医師による処方、治療法をそのまま鵜呑みにするのではなく、根治治療を目的とする、どちらかというと東洋医学的な免疫力の回復、正常化に重きを置く治療法にも目を向けた方が良いんじゃない !?的な。
「直感に従う」や「自分の魂と深くつながる」なんてのは滅茶苦茶スピリチュアルで、おっしゃるとおり!って思います。
「抑圧された...」「より前向きに…」「どうしても生きたい…」もスピリチュアル部門です。
上の7つは今までの僕でそのままス~と入って来ます。
で、下の2つは今までの僕ではス~っと入ってこない部門でした。
自然の恵みである無農薬野菜、有機野菜の方に軽く傾倒している「ゆるマクロビ」の僕としては、ちょっと「ん~~」と思ってしまうのが「サプリメントの力を借りる」部分。「ハーブ」は植物の薬草がイメージ出来て東洋医学の漢方的な感じでオッケーなんですが、「サプリメント」の方が受け入れがたい感じです。化学物質過敏症氣味の奥さんを見ていたので…。どうしても工場で作られるイメージが拭えない…。
「周囲の人の支えを受け入れる」ってのも自分の性分としてはハードルが高い。同じような人も多いのでは!?どうしても自力で、って思ってしまう…素直に人の助けを受け取れない変なプライド…。性格、性分なので仕方ない部分ではあるんです。
が、何かのサインとして転がり込んで来た「本」ということから深読みすると、「正解!」と思っていることの再確認と、「考え直して、受け入れてみては !?」という意味で、今までは疑念を抱いていた部分や性分だから仕方がないと思い込んでいた部分に焦点を当てさせてくれたのかな~とも取れる訳で…今後は受け入れて改善していった方が良いんだろうな~なんて思った次第です。
「本」の中には寛解に至った人の話がたくさん出て来ます。
人間一人ひとり違う訳ですから、全ての人に当てはまる「正解」というのはほぼありません。
ある人にとっては「正解」でも、他の人にはちょっと「不正解」みたいな。薬や治療にも云えることで、この病氣にはこの薬、治療というのは概ね合っているだろうけど、万能ではないってことを理解しておいた方が良さそうです。
現在主流の「対症療法」のみでは不可能でも、「スピリチュアル的なことも含む9つのことを実践して寛解した人が存在する」という事実が大きな助けになってくれるかと思います。寛解した人たちはそれぞれの方法でうまく「身体」と「心」の両方を総合的にケア出来た人たちです。
紀元前400年頃の古代ギリシャの哲学者プラトンの言葉。この頃から既に心と体は切り離されて捉えられていたんですね…ちょっと驚き。
紹介されている劇的な寛解をした人たちは、免疫力を回復するためにそれぞれ、色々な行動をしています。
僕のような「自然治癒力・免疫力」を信じている人は、日本では一般的な「がん」の治療法としての「手術」「抗がん剤」「放射線治療」によって免疫力が損なわれてしまう方向に進む危険性があることを知っています…というか信じています。
「対症療法」で免疫力を損なうリスクを背負うのか、「免疫力を高める方法」を取るか…ここに「死」か「寛解」かの分岐点があるようにも思います。
弱まっている免疫力(「がん」発症している時点で弱まっている免疫力)を更に弱まらせる行為は僕としては理解しがたい…。
どちらをチョイスするかは、症状や進行具合など人によって様々だと思いますが、取り返しのつかない「治療法」を選んでしまう前に、知っておくことが重要だと思います。
「がん」は不治の病というイメージが非常に強く、宣告されれば「死」の恐怖がすぐそこまで、目の前に迫り来る訳です。
諦めてしまって…投げやりになって…とマイナス方向に意識は行ってしまいがちです。
で、こんな時に劇的に寛解した人の存在を知っているのと、知らないままでいるのでは大きく運命を変えると思う訳です。
この「本」には免疫力向上のための「身体」&「心」のケア方法がいくつも紹介されています。
二人に一人が「がん」になると云われている今だからこそ、「余命宣告から『劇的な寛解』に至った人たち」が存在するという事実を知ってほしいし、それを分かりやすく理解できる「がんが自然に治る生き方」は読んでおいて損はないんじゃないかと思います。
読まなくとも、こんな「本」が存在するということを頭の片隅にでも入れて置くだけで、もしもの時、一筋の光として役立ってくれるんじゃないかな~と思います。
今日もありがとうございました。